一筆啓上 ちょいネタバレが見えた

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エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』を
公開初日に観てきました。


クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』の大成功を
受けて制作されたという流れから、比較されてしまう
のは避けられないところであり(本来その必要はないと
思いますが)、今回はミュージカル仕立てにすることで
差別化が図られました。


ストーリー展開を重視するために、楽曲の時系列に多少
事実と異なる部分があるのは『ボヘミアン』と同様、
いや、今回の方が大きく変えられているシーンもあり。
批判を覚悟でというところでしょうが、使われる楽曲の歌詞が
その場面場面に上手くフィットしていると感じさせられ、
監督の狙いは当たっていると言っていいでしょう。


自分にとってなじみが薄いミュージカルのスタイルも
物語が進むにつれて慣れ、エルトン役のタロン・エガートンの
歌までも自らこなしてしまう熱演はまさに金を払う価値あり。
歌唱力+エルトン本人に似ていることも求められるわけで、
よくこれをやりきったものです。


物語の中盤以降のエルトンには、お決まりの「スーパースター
ならではの苦悩」が圧し掛かるわけで、彼の場合は幼少時の
家庭環境や、性的マイノリティであることも影響して、
より事態は深刻に。最終的には、現在のエルトンはそこから
立ち直っていますよという明るいエンディングになっていますが、
途中の展開はなかなかに重い。


エグゼクティヴ・プロデューサーとしてエルトン自身が
関わっている、ということは本人のお墨付きである一方、
様々な事象はエルトン側の視点から描かれていることに
なるわけで、反論したい関係者などもいるかもしれません。
観客側も、彼の大ファンなのか、ヒット曲は知ってます
というレベルか、70年代ロックが好きなのでとりあえず
観ておこうという人か、それぞれに違う受け取り方が
ありそう。クイーンのときと同様、初心者の入門編と
してはアリではないかと。


このタイミングで来日でもしてくれてれば最高でしたが、
さて、いつ実現するでしょうか。



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