あんたこの50年選手をどう思う


最近3本観た映画の感想、その2つめ。

「ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー」
(原題: Now More Than Ever: The History of Chicago)

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タイトルからわかる通り、クイーンやエルトン・ジョンのもの
とは違い純粋なドキュメンタリーです。
演奏シーンも含まれますが、関係者へのインタビューがメイン
なので、多少予備知識のあるファン向けといった感じも。


やはり出番が多いのはロバート・ラム、ジェイムス・パンコウ、
リー・ロックネイン、ウォルター・パラゼイダーの生え抜き組。
前半部分では結成~デビュー~スターダムの部分が語られ、
この辺は波乱も少なく、個人的に新たな発見はあまりなし。
ごく初期には、髪を整えてビートルズ風に細身のスーツを着た
ショットがあったり、ジミヘンやジャニス・ジョプリンとの
交流などはあまり自分が知らなかった部分です。


徐々に音楽性が変化し、「If You Leave Me Now」の大ヒットで
ピーター・セテラのバンド内における存在感が増大するあたり
から、いろいろ人間臭い展開が(ジェイムスは最初からこの曲
が好きではなかったと明言)。
ギタリストのテリー・キャスの事故死、取り分でモメた
プロデューサー:ジェイムス・ウィリアム・ガルシオの解雇
などはおなじみのエピソードですが、メンバーの肉声で
語られると、よりリアリティが感じられます。


低迷期を経てレーベル移籍、そしてデヴィッド・フォスター
(しっかりインタビューに登場)の起用でトップに返り咲く
のも皆さんご存知の通り。
その後メンバーチェンジが繰り返され、セテラは脱退してソロに、
ドラムのダニー・セラフィンは演奏やツアーに対する姿勢に
問題ありとされ解雇(本人が恨み節もありながら、自らの非を
認めてもいるのが何とも^^;)、途中加入で一時期バンドを
牽引したビル・チャンプリンも00年代の終わりには去って行き…
キャリア数十年ともなれば、これくらいの人事往来は当り前
といったところでしょうか。


他にジェイソン・シェフ、クリス・ピニック、キース・
ハウランド、トリス・インボーデン、ルー・パーディニと
いった顔ぶれも登場、それぞれの立場でコメントします。
一方セテラ、ガルシオ、チャンプリンは取材に応じず
過去の映像が使用されるにとどまりました。


最後は2016年のロックの殿堂入りが紹介され(そもそも
それを記念して本作が制作されたんでしょう)、今なお
精力的にツアーを行っています、めでたしめでたし、
的に終了。
もちろん現状を現役バリバリと紹介するのは何ら間違い
ではないのですが、リスナーとしてはもう少し新作を
届けてほしいところ。間もなく発売というクリスマス
アルバムはカヴァーではなくオリジナル曲中心らしいので、
お次は季節商品ではない正真正銘のニューアルバムを
期待したいものです。



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