お買い物CD・298


新譜4枚、皆さんにもおなじみの顔ぶれ。



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♪ Water / Alessi Brothers (’18)
 美形の双子デュオとして70年代後半から80年代前半にかけて
 活躍した、なんてことは言わずもがな。00年代からポツポツ新作
 を出していたのは知っていたが、今回はまさかの日本盤発売。
 かつての甘い声、華麗なハーモニーがしっかり健在なのが嬉しい
 驚き、それに加え楽曲のクオリティもなかなかのもの。
 爽やかAOR路線の②< Kiss >④< Hearing Everything >、愁いを
 まとったミディアムの⑦< Fly Away >に⑨< No Way Out >、
 ⑪< For Fred >あたりは昔のアルバムの曲と言われても違和感
 がない。バラードの⑫< All I Want >も◎。カントリー調でしみじみ
 とした⑤< Suitcase >、モロにJeff Lynneな⑧< Zombie Love >も
 アルバム中のアクセントとして楽しめる。KNZW先生のライナー
 ではチープな音作り=自主制作の限界が指摘されていたが、
 自分はさほど気にならない(そうしたサウンドメイクの部分の
 知識に乏しいこともあり)。むしろジャケをもう少しなんとかして
 ほしかったところだ。



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♪ It's About Time / Nile Rodgers & Chic (’18)
 26年ブリの新作とのこと。若い世代のアーティストとのコラボ
 で再び注目を集めるNile、懐かしいAerosmith & Run-D.M.C.
 のパターンを思い出したりもした。もちろん本人の充実もあって
 のことだろうが。とにかく①< Till The World Falls >から⑥< I Dance
 My Dance >までのたたみかける感じがすごい。Nile お得意の
 カッティングもふんだんに、それでいて今風のサウンドにもなって
 いるところが「攻めてるな」と思わされる。一方でPhilippe Saisse
 を起用したインストの⑦< State Of Mine ( It's About Time ) >や、
 Lady Gaga が歌う旧作リメイクの⑨< I Want Your Love > は
 ベテランリスナーにも優しい仕上がり。かつての流麗なストリングス
 の再現があれば、とも思うが、それでは昔のまんまになってしまう
 ので、「今の作品」としては充分な出来だろう。



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♪ Criterion Of The Senses / Ed Motta (’18)
 順調な活動を続ける「歌うレコードコレクターfromブラジル」の
 Edさん、2年ブリの新作。Steely Danからの影響大な人だけに、
 このジャケも『 Katy Lied 』や『 Kamakiriad 』と結びつける声が
 多いようだが、自分が想起したのはむしろ『 Metamorphosis /
 The Rolling Stones』だった。それはおくとして、今回も安定の
 内容。この人を初めて聴いた時に少し気になってしまったクセの
 ある声も、さすがに今では慣れた。全8曲とコンパクトなのもむしろ
 聴きやすくていい。従来路線のSDタイプのナンバーが並ぶ中、
 ⑦< Your Satisfaction Is Mine >と⑧< Shoulder Pads >に新味が。
 前者はモロに80sブギー(ディスコとどう違うのかいまだにわからない
 ままに使っているフレーズ)路線で、後者は売れ始めた頃のThe
 Police を思わせるような、翳りのあるポップ・ロック。引き出しの
 多い人だ。ボートラ6曲はいずれも本編の曲の別ヴァージョン、
 これはこれで嬉しいおまけ。



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♪ In The Blue Light / Paul Simon (’18)
 ツアーからの引退を発表し、今後の活動が気になる大御所。
 今回は純然たる新曲集ではなく、既発表のナンバーから10曲を、
 ジャズ系ミュージシャンをバックにセルフ・カヴァーしたもの。
 よくあるリメイク・ベストかと思いきや、そこはさすが一筋縄では
 いかないSimon氏、いわゆるチャートを賑わせたようなヒット曲は
 まったく入っていない。「こりゃ相当地味な内容なのでは」と覚悟
 して聴き始めるも、一種のジャズ・ヴォーカル・アルバムとして
 じゅうぶん楽しむことができた。要は知名度の高くない楽曲が
 多いので、変にオリジナルと比較しないで済むのがいいのかも
 しれない(いずれちゃんと聴き比べもしてみたいが)。昔からの
 ファンにはやはり①< One Man's Ceilimg Is Another Man's Floor >
 ⑥< Rene And Georgette Magritte With Their Dog After The War >
 といった70、80年代のナンバーが心地良い。「Simon中級者」以上の
 方におすすめか。本人と、S&G時代からの付き合いRoy Halee が
 プロデュース、Steve Gadd、Wynton Marsalis、Bill Frisell、John
 Patitucci、Andy Snitzer、Jack DeJohnette、Eddie Brickell らが参加。
 





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