お買い物CD・296


ジャンル違いの新譜2枚をご紹介。
すでに手に取られた方も多いと思いますが。



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♪ Cool School [ The Music Of Michael Franks ] / Leo Sidran (’18)
 AORやフリーソウルファンにもまずまずおなじみな、渋めの
 シティミュージック・シンガー、Ben Sidran。その息子であるLeo
 がこれまたジャジーAORの代表格であるMichael Franks作品を
 カヴァーしたという、ちょっと興味深いアルバムが出ました。
 ご本家も先日新作をリリースしており、図らずもいいタイミング。
 LeoはMichael 本人よりも、彼の作品を数多くプロデュースし、
 父のBenとも仕事をしたTommy LiPumaと親交があり、それも
 今回の企画につながったようです。

 となれば、数多いMichael 楽曲の中でもLiPumaが手がけた
 初期が中心の選曲になるのは必然。ClementineやMichael
 本人とのデュエットという話題性もありますが、基本的には
 意外性を感じさせるほどのニューアレンジはなし。オリジナル
 の完成度が高いので、冒険しにくい面もあったかもしれません。
 そんな中、原曲よりポップ色をやや強めた①< Monkey See
 Monkey Do >や②< Your Secret's Safe With Me >などは
 むしろAOR度が増した印象も。

 Michael とデュエットしたアルバムタイトル曲⑥に現われて
 いるように、Leo のヴォーカルはスタイルこそ同じですが
 さすがにご本家ほどのカリスマ性は求め得ず。ただ、
 だからこそ、特徴的なMichael の歌声が苦手という人にも
 多少なじみやすいかもしれません。Michael のファンに
 とっても気軽に聴ける「関連作品」としておすすめです。

 


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♪ Love 4 Love / Change (’18)
 < The Glow Of Love >< Paradise >などで知られるイタリアのディスコ
 バンド、純然たる新作としては33年ブリだそうで。近年この路線が
 若手ミュージシャンで盛り上がってきた、その流れはお休みしていた
 ベテランを引っ張り出すまでに至ったということでしょうか。
 15曲収録のうち、新曲が9曲で残り6曲は既発表曲の別ヴァージョン
 という構成。イケイケのディスコミュージックかと思ったら意外に
 そうでもなく、ダンサブルなブラコンといった趣、これなら踊りの現場
 のみならずAORバーでもじゅうぶん鑑賞に耐えます。

 ①< Hit Or Miss >は先行してYouTubeにもアゲられSNSなどでも
 拡散していましたが、このオープニングナンバーからしてクールな
 ミディアムダンサー。さらにテンポを落とした②< All My Life >や
 ⑤< Friends >なんぞSadeと一緒にかけてもOKな感じ。こういう
 洒脱なセンスは、単細胞に「ただ踊らせればヨシ」的なUS産
 ディスコにはない、ヨーロピアンならではの美点かと思いますね。
 タイトル曲③ではサックス、続く④< Make Me (Go Crazy) >では
 ヴォコーダーがいいアクセントに使われ、80s世代の耳をうまいこと
 くすぐります。

 こんな感じで、むしろ部屋聴きに適しているくらいのアダルトな
 感触のアルバム、そういう点でいえば各曲がコンパクトに3~4分台に
 まとめられ、冗長な印象を与えないのもプラス評価。大きな期待を
 していなかった分、拾い物といった印象です。

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