お買い物CD・295


この夏、また面白い¥1,000再発企画がありました。



「入手困難盤復活 !! 再評価されるニッポンの名作1000」

https://www.universal-music.co.jp/jp/nippon-meisaku1000/

70~80年代の日本のロックが多数を占める中、
ちょっと気になるアイテム2点をお買い上げ。



画像











♪ Noriki / Noriki (’83)
 タイトル及びアーティスト名は「乗り気」の意味ではなく、キーボード
 奏者の野力奏一をリーダーとするフュージョン・グループ、その
 1stアルバムということです。しかしミュージシャンになることを宿命
 づけられたようなお名前ですね。藤川球児か松井飛雄馬か。

 ジャズミュージシャンを父に持ち、10代から活動開始。20歳を過ぎて
 本格的に頭角を現し、ジャズ / フュージョンシーンで名を上げた後は
 山下達郎、阿川泰子といった大物とも共演して知名度は決定的に。
 …というのが大ざっぱな経歴。本作では演奏はもちろん、2曲の英語
 ヴォーカル曲の歌詞以外の作詞・作曲・編曲をほぼ一人で手がけ、
 その豊かな才能を見せつけてくれます。

 日本人好みの哀愁メロを聞かせる②< Anyway >、ややファンク調の
 ③< Black Duck >、ロックテイスト強めの⑤< Rag Box >、タイトル通りに
 ドリーミィな⑥< Ballade >とサウンド面の引き出し多し。さらに国分
 友里恵が歌う①< You Need Me >⑦< Do What You Do >の英詞2曲
 がまたいい出来で、前者がいかにも80s、なクリスタル路線、後者は
 ブラコン風のミディアムダンサー。ヴァラエティに富む中にも、ジャケの
 色彩そのままの夏ムードで統一されている部分も高ポイントです。



画像











♪ Just / Noriki (’87)
 上記の1stが野力奏一周辺の日本人ミュージシャンで録音された
 のに対し、本作にはRobben Ford、Paulinho Da Costa、Abraham
 Laboriel、Alex Acuna、The Waters ら海外勢が大挙して参加。
 日本からは青山純、伊藤広規、そしてナベサダ氏の名前も見られます。
 収録曲の大半を自分で書き、英語のヴォーカル・チューンを含む
 構成は1stと同じ。夏っぽい雰囲気も継承されています。

 コーラスにソウルフレイヴァーが漂う①< The Message Is Love >に
 始まり、爽やかフュージョンのお手本のような②< She Is Lady >、
 Cindy と Ornel Jones のデュエットがアーバン度100%の③< Reunited >
 と、前半部が特に良い出来。後半に移るとタイトルチューンの⑤や
 ⑦< Trade Wind >では80年代後半らしいデジタルサウンドが多少
 古臭い印象を与えますが、時代を考えればこれくらいは止む無しか。
 2枚とも、フュージョンファンはもとより、AORやブラコンのリスナーも
 ターゲットにできる快作と言えます。
 
 1stと本作の間が4年、普通に考えればもう1枚くらいアルバム制作が
 あって当然なのですが、どうだったのでしょう?少なくとも今回の
 同時再発はなし。もし他の作品も存在するなら、またどこかでめぐり
 会えることを期待します。
 

 









ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック