お買い物CD・292


インナー・シティ・ジャズ・クラシックスと銘打たれた
再発企画が回を重ねています。



1976年から約4年間という短い活動期間中に「通好み」な
ラインナップを送り出し、マニアから評価されたインナー・
シティ・レコード。自分にとってはDan Sigel の初期作品を
手がけたレーベルという印象が強い。



これまで3期にわたるリイシュー作品にはメインストリーム
のジャズも多数含まれますが、その中からBreezin' 対象と
なりそうな2タイトルを購入しました。



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♪ Urbaniak / Michal Urbaniak (’77)
 マイケル・ウルバニアクと発音する、ポーランド出身のジャズ・
 バイオリン奏者。数年前にはKNZWセンセイ監修のもと、T.K.系
 レーベル発の78年作『Ecstacy』が国内CD化されていますね。
 ということからもわかる通り、フュージョン指向の強い人です。
 電化バイオリンの使い手自体が希少なのもあってか客演も多く、
 かのMiles Davis『Tutu』にも参加しているとか。

 本作はちょっとブラジル風味も漂わせながら始まり、途中
 スペイシーな展開も含む①< Tie Breaker >でスタート。
 いかにも70年代クロスオーヴァーらしい②< Strife >では
 ゲストのKenny Kirklandが奏でるエレピが心地良し。
 スキャットを聴かせるUrszla Dudziak はMichal の当時の奥様。
 ジャケに写っている女性でしょうか。④< Weird Creatures >は
 当時のアクション系洋画で流れそうな、クールなグルーヴィ・
 チューン。自分好みの路線です。続く⑤< Jasmine Lady >は
 初期Bob Jamesを思わせるミディアム・スロー。この辺が
 個人的おすすめ曲かな。

 Michal 一人のプレイが主張しすぎることもなく、フェンダーや
 ムーグがメロウな味付けをしていますので、バイオリンのキコキコ
 した音色はちょっと、という方も心配ご無用です。



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♪ Nights In Brazil / Judy Roberts (’80)
 この人の方が知名度は少し上かな?フリーソウル周辺でも
 取り上げられた女性SSW、これまでもCD化されていますね。
 自分も前作にあたる『The Judy Roberts Band』(’79)は
 持っています。
 
 のっけから人気曲のカヴァー、①< I Can't Help It >が登場。
 Stevie WonderがMJの『Off The Wall 』(’79)に提供した時は
 チャート上でヒットしたわけではなかったのですが、曲の良さで
 ソウル、AOR、フュージョンにまたがるクラシックスと化した感
 ありです。続く②< Common Ground >はIvan Linsのナンバー。
 夏の終わりに爽やかな風を運んでくれるポップなMPBで、
 ⑤< Carnival In Rio >、⑥< Save That Time >も同様の、
 ブラジリアン・フュージョン+Judyのキュートなヴォーカル
 という路線。
 
 一方では軽やかなサンバ調の③< Ole >、しっとりしたバラードの
 アルバムタイトル曲④、ファンク/ディスコ風に聴かせる⑦< Two
 And A Half >などヴァラエティにも富み、全編通してのバランスも
 良好です。もう少し早くご紹介できればよかったのですが、
 まだまだ続く残暑の日々のお供には最適な一枚。



これまでの教訓(笑)から、あまり溜め込まないうちにアップ
するよう心がけてはおります。また近いうちに。

 

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