お買い物CD・285

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再発情報はネットから得ることが
多いのですが、メーカーインフォを
そのまま載せてある場合、AORと
いう言葉が使われていても鵜呑みに
できない、実際に聴いてみたら
「どこがじゃ!」というケースが
ままあります。



マイナーな再発モノのCDを買うような
層には、いまだ「AOR」は有効だと
売る側に見透かされているような気分。
今回のこのアルバムも、見た目いかにもインディ盤だし
アーティスト名も当然知らないしで、怪しい匂いが充満。



こういう時は解説者が誰か、というのもひとつ参考に
なります。ここでのライナー担当は小川充氏。
リットーミュージックから出た
『Jazz Next Standard・ Fusion / Crossover』という本の
監修者で、「DJ/クラブ世代のためのまったく新しい
フュージョン・ディスク・ガイド」を提示した人です。
それに加えあのKNZWTSKZ氏も自身のブログで紹介。
じゃあここはひとつ2千数百円つぎ込んでみましょうか。
前置きが長くなりましたが…



♪ Lost And Found / Calico (’81)
 Andy Parisien と Donna Lee というカナダの男女2名の
 ユニットで、後にこの2人は夫婦になったそう。
 両者ヴォーカルをとっており、曲によってリード
 ヴォーカルを分け合ったり、デュエットもあったりで、
 内容に幅をもたせることができるのは利点です。


 アルバムタイトル曲の①や③< In A Dream >はアーバンな
 ブラコン風、⑦< Can't Say No >はミディアムファンク、
 ②< What Am I Gonna Do >⑤< Let's Glide >⑧< So Glad >
 あたりはリゾート感覚漂うSeawindタイプのナンバー。
 伸びやかでキュートなDonnaの歌声もPauline Wilsonに
 近いものが感じられます。⑨< Crying Eyes >ではデビュー
 当時のPatti Austinを思い出したりしました。
 一方Andyのヴォーカルも悪くなく、ジャズのテイストを
 交えた軽快な⑪< Sunday Afternoon >は曲名通りの
 リラックス気分。この曲の人気が本アルバム再発の
 キッカケになったようです。


 バッキングに知った名前はないものの、地元カナダで
 活躍する一流ミュージシャンが起用されたとのことで
 サウンド面でも安っぽい印象は受けません。
 全体的にフュージョン~ライトソウルのテイストが強く、
 そのミクスチャーゆえ、アルバムを通して聴いたときに
 「うむ。これならAORを名乗ってよろしい」と納得させて
 くれる内容になっています(何様だ)。ちなみにこの2人、
 その後は商業音楽から離れてゴスペルの道へ。
 予想できた展開と言えるかな…


 これからの季節に合う1枚、初級・中級AORは一通り
 体験済みという方にはおすすめできます。


 
 






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