あんたこの隠れた好盤をどう思う

皆さん「山田秀俊」という名前に聞き覚えは
あるでしょうか?



自分はピアノ奏者ということと合わせて記憶をたどった
ところ、ああ、濱田金吾さんのバックを務めていた人だ、と
思い至りました。
和モノにあまり詳しくない自分の知識はしょせんその程度
ですが、AORリスナーにはAB'S のメンバーとして認識
している方も多いかもしれませんね。



それどころか表に名前が出ない部分での活動歴は
すさまじく、松田聖子「青い珊瑚礁」、長淵剛「乾杯」、
さだまさし「関白宣言」といった大ヒット曲でピアノを弾き、
明菜、ミポリン、浜省、大瀧、MISIAといった大物や、
近年でもEXILEのレコーディングに参加、森山良子、
谷村新司のツアーに同行と…
「超」のつく一流ミュージシャンといっていいでしょう。



しかしその山田さん、2012年頃からパーキンソン病を
発症してしまい、3年ほど悩んだ末にそれを公表。
それまで手がけていなかったご自身名義のアルバム制作
と弾き語りライヴという活動をスタートさせました。
そのアルバム『HOW DO YOU DO?』がつい先日、
ご縁あって自分の手元に。

画像



















全15曲収録で、冒頭の5曲はご本人のピアノソロ。
David Fosterがお好きとのことですが、そういうクラシック色
よりはGeorge Winstonに通じるオーガニックな雰囲気が
漂います。



そして自分にとっては6曲目以降のヴォーカルナンバーが
まさにツボ。サウンドがピアノ中心なのは変わりませんが
そこに過不足ない程度のバッキング、そしてコーラスが
加わるだけのシンプルな構成ながら、英語詞で歌われる
その楽曲は80~90年代のAORを想起せずにいられない
マイルドでハートウォーミングなサウンドが溢れています。



山田さん自身のパートはピアノ、キーボード、ヴォーカル、
コーラス、シンセソロにシンセベースと多岐に渡り、
特にAOR向きとしか言いようのないその声は、ピアノが
本職の人とは思えない魅力的なもの。
自分が思い浮かべたのはEric Tagg(特に97年のThrough
My Eyes)。Kenny Rankin ぽい瞬間もあり。
鍵盤+ヴォーカルというスタイルから、Randy Goodrumや
Bill Cantosとも近いものを感じました。



「クリスタル」なあの曲へのオマージュを隠さない部分が
あったり(笑)、ちらっとJ.G.さん風なギターが聴けたりという
遊び心も交えつつ、コーラスの付け方などには(自分が
言うのもおこがましいのですが)長いキャリアで培った
であろうさすがのセンスが光ります。
ハイライトの形でサンプル音源がアップされていますので
ご参考までに。
https://www.youtube.com/watch?v=Fhd4TDuG6n4
聴けばわかる通り、もろ自主制作といったような
安っぽさはさほどなく、レコーディング面のクオリティも
しっかりしていると思いませんか?



そして本作品、山田さんのサイトから通販で購入できます。
https://hidetoshi-yamada.jimdo.com/cd%E9%80%9A%E4%BF%A1%E8%B2%A9%E5%A3%B2/
興味を持たれた方は是非手に取ってフルで聴いてみて下さい。
この冬の厳しい寒さが少し和らぎますよ。



先に書いたライヴ活動の方は、何と上大岡(横浜市港南区)の
ライブハウスで定期的に行われている様子。近いところでは
1/24(水)に予定されています。機会があれば一度ナマを
拝見したいところ。
http://kunkunsi.com/live_schedule/3966



病状は今はかなり治まり、上手く付き合いながらという
スタンスで音楽活動をされているとのことです。
頑張りすぎず頑張って下さい!






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この記事へのコメント

りりこ
2018年01月14日 12:27
チェックしました。
いい…🎵 好きです^_^;
何気なく、でも昔から聴いていた方でした。

2月にこちらでもLiveがあるので、行こうと思います!

山田氏のFBの あるlive音源が…。嬉しかったと。

教えていただいた
“横浜AORの殿堂”Barの怪鳥さんに感謝です(笑)

怪鳥
2018年01月16日 16:19
★りりこさん
ご感想ありがとうございます。
幅広く活動されていた方なので、
知らずに耳にしていたことも多かった
でしょうね。
自分も一度LIVEを拝見できればと
思ってます^^

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